むぎ茶の資料室

いままで書いてきたものを残していきます。

近況と先生の話

(この日記は2024年1月に書いたものです)

 

皆さんお元気ですか。最近急に寒さが増したような気がするのは私だけでしょうか。寒さに比例して睡眠時間が長くなってしまうのがちょっとした悩みです。

私事ではありますが、去年に引き続き今年も試験を受けます。ですが私が怠惰な性格でいるため、友達から毎日のように「今週中までに800頁終わらせられるよな?」「今日はどこまで進んだ?」と聞かれ、尻を叩かれています。

そのせいでなかなか日記を書く時間が取れず、更新頻度が落ちています。あと半年ぐらいはこんな感じになりますが、温かく見守ってね。

なので今年はもう少しゆっくり、日記も動画も更新していけたらなと思います。今までの文章はブログに、動画はX(Twitter)のハイライトに残していっているので良ければ見返してね。



さて話は変わりますが、最近SMの先生と会いました。C.C.Cats(M性感)には痴女の講師の先生がいますが、それとは別に私にはSMの先生がいます。もう出会って5年ほどになります。この人からは本当に色んなことを教わりました。時には仲違いをしたり、先生が癌に倒れた時期もありましたが、今は何もかもが一旦落ち着いて数ヶ月に一度会って話をする間柄です。


変な話ですが、この先生からまず初めに教わったのはSMや性感についてではなく、言語化することでした。

「君は悩んでいるように見えて、整理ができていないだけ。それからストレスから逃げようとするあまり防衛本能が働いて、少し忘れる癖があるね。書いて思い出して、整理をしなさい。思い出にラベリングをして棚に戻しなさい」と初めて会った日に言われました。

そこから私は言われたとおりに数年間エッセイを書き続けて、最終的にはそれをコンテンツとして販売することができるようになりました。もうその頃には書くこと自体が趣味になっていて、自分の大切な感情表現の手段になりました。

まだSMクラブにいた時代に、エッセイを書いて生計を立てていることをクラブのママに話すと「じゃあ何かコラムを任せようか」と提案して頂き、某SMメディアにコラムを持つことになりました。

今でもこうして私の書くものを楽しんでくださる方がいて、お仕事に繋げられていることをすごく嬉しく思います。


先生と話す内容は専らSMやプレイのことについてです。昔はこういうSMの事故を起こした人がいるから気をつけなさいとか、そういう真面目な話をすることも多いですが、私はよく「このお客さんがすごく反応が可愛くて、これでめちゃくちゃ興奮した」とか、大体いつも楽しいプレイをお店でしている話をウキウキしながら喋っています。

そんな私の話を、なんかやたらと先生がニヤニヤしながら聞いているなと思ったら「君はいつの間にか私や、私の先生と同じプレイをするようになったね」と言われました。

この言葉の意味はもう少しあとになって分かります。


先生は今はもうプレイヤーとしてではなく、主に(女性用風俗で働く)男性向けに講師業をされています。

そんな先生がふとこんなことを話してくれました。

「私のところに女性をイかせたいという男性がよく来るが、『じゃあ女性をイかせまくって君は何をしたいの』と聞くと『わからない』と言われてしまう。そういう子には、相手を気持ちよくさせたければ、まず自分の性癖を掘り下げなさいと言うようにしている」

ここまで聞いてはじめて、さっき「君と私のプレイが似ている」と言われた理由が分かりました。


私もプレイ中に自分がおまん/こが濡れる瞬間があったら「そういう姿すごく興奮する」とか、なるべく正直に言葉で相手に伝えるようにしています。

メタい話にはなるのですが、そう言ってあげることで、私に対して恥ずかしい姿を曝け出すことが悪いことではなく、むしろ積極的に見せてもいいものだと思ってもらいやすくなるからそうしています。まず私が自己開示をしないと、相手も自分を曝け出せないのって、考えてみれば当たり前の話ですよね。

自己開示し合っていくことで、私と相手の性癖が混ざり合い、影響し合うことで、お互いじゃないと満たせないようなプレイの内容に変わっていきます。私はその濃淡の変化がとても好きでいます。


ここまで持っていくためには、まずは私自身が私の性癖についてきちんと理解しなければいけません。相手を幸せにするには、まずは自分からだと昔ブログにも書きましたが、これはプレイにも通ずる話です。

なるべくプレイ中には自分が「幸せだな」と思ったことを表情や声色、言葉で相手に伝えられると最高にエッチなプレイができますよ。

先生は他の生徒さんにもそのことを伝えたかったのだと思います。まんまと私は先生の弟子としてそういうプレイの仕方を受け継いでしまいました。


この前、散々ペニバンでセック/スした後に「むぎさんが気持ちよくなっているとそれが伝わってきて、さらに自分も気持ちよくなるっていうのが二人の間でループしていて、循環しているみたいでした」と言われました。

今まで私は脳イキは自己陶酔によって起こるものだと思っていたのですが、こうして2人のプレイが最高に幸せなときにも起こることに気付かされました。最近はそんなことばかりです。

これからもそんなプレイを沢山できるように、一層自分にとっても、相手にとっても幸せなプレイを追求していきたいです♡