むぎ茶の資料室

いままで書いてきたものを残していきます。

優しさを受け取るためには

 

私が上京してすぐの頃の話です。

慣れない環境でいっぱいいっぱいだったときに、夜中に突然動悸と震えが止まらなくなりました。


廊下で歩いてる女子寮の先輩に藁にもすがる思いで「すみません、すみません、すぐに治ると思うんですけど、少しだけ側に居ていただけますか」と伝えました。

 
するとそのお姉さんは有無も言わずに咄嗟に抱きしめてくれて

「大丈夫、大丈夫。あなたにも神様がついてる。むぎちゃんはいつもがんばってるんだから」と優しい声で包み込んでくれました。とても印象深く私の心に残っています。

あとにも先にも、あの体験以上に優しさと母性を肌に感じたことはありません。


親子の間でも条件付きの愛情が発生する世の中だったりするので、無条件の優しさをくれる人は本当に貴重です。

この前も書きましたが、私は誰かに優しくすることが好きで、最も自己肯定感が上がります。残念ながら、誰彼構わずに優しくしてしまうと搾取される世の中になっているため、生きづらさを感じざるを得ません。

プレイならそれを安全に実現することができます。その優しさの裏を見破ろうとせず、あなたは優しさをそのまま享受することができるでしょうし、私も心置きなくあなたを甘やかすことができます。プレイの機会を持つことは、安全な土俵を形成する行為なのです。


あなたなりの方法でご自愛ください。そこに正解はありません。あなたも昔の私のように、安心する場所を見つけられますように。