むぎ茶の資料室

いままで書いてきたものを残していきます。

リスクテイク

 

私は普段の生活では結構温厚なほうだと思います。そもそも誰かと対立する時間が非常に苦手なので、言い争いを避け、意見の相違が出たら時の流れが解決するのを待ったり、別のことを考えて忘れるように努めます。言い争いをすることよりも、思いやりが生まれることがあらゆる問題を解決するための一番の近道だと考えています。

ですが、これまでに好きなマゾにはタイミングを見て本気で指摘をしたことが何度かあります。私に初めて指摘されたときの反応はみんな同じで、本当にびっくりして顔を真っ青にしています。基本的に受容して肯定することが私のいつものスタンスなので、同性からも「むぎちゃんって怒ることがあるんだ」って言われるぐらいに、私が怒ることは意外なんでしょうね。

何も好き好んでそんな不意打ちみたいな指摘をしているわけではありません。私はたとえ心底憎い人ができても「どうか私の知らないところで不幸になっていますように」と願うことしかしないぐらいに争いごとを嫌います。指摘されたマゾの落ち込んだ顔を見て、罪悪感がないわけでもありません。別に気に障るようなことがあっても「そっか~」と聞き流すことのほうが私にとってはよっぽど楽です。


もし私があなたと真剣に向き合う気がないなら、ちんぽを突っ込んで適当に出し入れするだけの"形だけの"ペギングで済ませています。そもそも挿入なんてせずに、適当に時間もお金も稼げるような言葉責めをしているはずです。本気でプレイをするほど言葉数は減って、無言で男性を追い込む時間が多くなり、誤魔化しのきかないプレイになっていきます。

私はこの人と本気で向き合いたいなと思った人にだけ、リスクを取ってきました。尿道プレイなんかはその代表で、本気でこの人の身体に責任を取ろうと思った人にしかしたくありません。人当たりの良い受容と肯定を捨て、指摘をすることで、あなたとの関係が壊れてしまうかもしれないのにわざわざ「あのときの言葉遣いがよくなかったね」なんて私が言うこともありません。

あなたと本気で興奮するようなプレイをしていきたいから、言葉でも、身体の痛みでも、女性上位を刷り込んでいきます。私好みになるように。どんなに今まできちんと躾けられてきたマゾでも綻びは必ず出てきます。それを見逃さずに、絡めとってお仕置きをし、私好みに躾け直してあげられるなんて、それはそれで素敵な機会だなと私は思っています。その指摘とお仕置きが済んだら、がんばったねって沢山抱きしめてあげたいし、そういう日はいつにも増してマゾに愛情が湧きます。

だから普段のできた男性としての姿だけではなく、情けなくて、何一つうまくこなせない姿を私にたくさん見せてください。私も誰にも見せられないような優しくない内面をあなたに見せていきます。

女性に接待みたいなプレイをされるのではなく、本気で欲情されて濡らされて、ぶち犯/される経験をしてください。君たちが本当に欲しいのは、そういう本気のプレイのはずです。



怒っても、キツいことを押し付けても、いつも私のために努力してくれて付いてきてくれてありがとう。

これからも私とあなたでしかできないプレイを一緒に作っていこうね。