むぎ茶の資料室

いままで書いてきたものを残していきます。

求めよさらば与えられん

たまに色んな人から「むぎちゃんって性欲強いの?性欲が無くなることってある?」と聞かれることがあります。


いつも理解されづらくはあるのですが

「性欲は強い方だと思います。そしてホルモンバランスによっては、エッチなことがしたくない時期ももちろんありますよ。でもたとえ性欲が無くなったとしても、そのときにはSMのことを考えるようにしています」と答えています。一見、何を言っているのかわかりませんよね。


私は性欲がなかったとしても、その時は痛くて辛いSMに切り替えて楽しめばいいんじゃないかと考えています。現にそうしてきました。乳首や生殖器が感じなくなったとしても、脳イキという手段もあります。性欲がなくても、必ず性のことについて想いを馳せています。多分私はそれだけ"性"というものに執着しているのだと思います。だから厳密には「性欲が強い」のではなく、「誰よりも性に執着している」というのが適切です。

私はもともとおまん/こが痛い体質でした。これは膣前庭炎といって、イギリスのある記事によると10人のうち3人の女性がこれに悩んでいるそうです。病気ではなく体質であり、若い女性に多く、ホルモンバランスが原因でおまん/この表面が敏感になります。大変苦労しました。どんなに頭の中が興奮していても、自分の性器を触ると痛くて途端に興奮が止んでしまうのですから。

苦労したのは痛みだけではなく、そもそも日本の一般的な産婦人科ではこれについて扱ってもらえないこともあります。女性専門の性交痛外来がある病院で診察してもらえるのですが、そんな病院はまだ日本に数件しかありませんし、一般に浸透しているものではないため保険適用ではないことがほとんどです。

仮にその病院で診てもらえたとしても、治す手段が確立されているわけではありません。おまん/この表面にレーザー治療を施すか、最悪手術でその部分を切り取ることになります。

安心してくださいね。今はもう大丈夫です。私の原因は、ピルの服用だったようでそれを止めればたちまち症状は改善されました。

でも原因が分かるまでには非常に苦労しました。私自身、脳イキができるようになったのはその経験があるからです。身体的にはどうしようもなかったので、頭の中での快楽物質の出し方を会得しました。

アナルから性器へのアプローチもしましたし、他の女性のおまん/こを直接何人も触って勉強させてもらいました。講習や治療にかかった費用は考えたくもありません。ですが確実にその時の経験がいまM性感に活かされています。

脳イキの注意喚起なんて私の知る限り誰もしていないので、この経験がなければ私もM側の事をきちんと理解しないままに危ない橋を渡らせていました。



そもそもの話、「普通のセック/ス」ってすごく難しいのはご存知ですか?

お互いに興奮を最大限に高めあった状態で、性器の出し入れを痛み無く行い、男女でオーガズムに同時に達するなんてことが、すごく難しいことだと私は考えています。

さっきも言ったとおり、まだ調査が十分に進んでいないだけで、私と同じような体質の人が女性全体のうち30%は居るそうです。仮に残りの70%の女性と、充分に勃起機能を維持できる男性が性交渉する確率はどれぐらいでしょうか。

そして愛撫の仕方なんて教科書では教えてくれません。男女でお互いの興奮するポイントも違います。正直、M性感の講習を受けてやっとまともな触り方を学べるレベルだと思います。風俗の講習を受けても、習得するには根気がいるのに、そんなことを一般の男女ができるのでしょうか。

性欲があって、それを十二分に楽しめるだけ、オーガズムを他者と共有できるだけで、それはすごいことだともっと周知されるべきです。



話は多少脱線しましたが、要はここまでしても尚私が性的なことを好きであり続け、求めているのはもはや執着としか言いようがないということを伝えたかったのです。

そしてドライ開発や、遅漏、オナニーでしかイケないという人は絶対に諦めちゃだめって声を大にして言います。私は自分のおまん/この開発に5年以上かかっています。遠回りをすることもあると思いますが、求めよさらば与えられんです。

最近すごかったのは、女の子の手コキでイッたことがない子が私との4年のプレイを経て射精できるようになり、ドライも乳首イキも達成しました。私はそれぐらいあなた達と向き合う覚悟はできています。なので、どうか諦めないで。


性欲があるからどうのこうのではなく、常にもっと、もっと、って貪欲になってください。全身全霊で楽しむことを忘れないで。あなたのおちんちんやおまん/こと本気で向き合ってね。