むぎ茶の資料室

いままで書いてきたものを残していきます。

抱くのと別れるのと

「女性のように扱われたい」「女性になりたい」と口にする男性について、私は特に偏見も持ったことはなく、性自認の問題としてもプレイとしても私の中でスムーズに受け入れていました。そこに何か特別な感情が湧いたことはありませんでした。


先日、ペニバンを挿入して抱きしめると「多分僕むぎさんの女になりたかったんです」って言われて、そっかとその時は当たり障りのないやり取りをしました。

ですがその日のプレイ動画を何回か見返して、だんだんとその言葉が引っかかるようになってきました。思い返せば、この子は私の前ではやたらと縋り付くようなメスの声をしていたような気がします。

どうしようもなくその声が耳に残ってしまって、私は前回あたりからとてもイライラしていました。きっと私にペニスがあったら勃起していたし、初めて射精してあげられないことを少し悔やみました。

たくさんケインを打った後もニコニコしていて、どうしてそんなに嬉しそうなのか尋ねると「むぎさんに情けない姿いっぱい見てもらえたから」と言われ、私はそれを見返しながら、つい一人部屋の中で「ふざけんな」と口に出して呟きました。



私はこれまで男性の性癖をプレイを通じて、たくさん歪ませてきたと思います。

若いころなんて後先考えずに全力でパワープレイをしていましたから、その男性が今後どうなろうが知ったことではありませんでした。ただただ自分の性欲と趣味に忠実に生きてきました。

今はもうそこまで過激なことをあまり思いませんが、それでもプレイを重ねていくことによって全然違うイキ方や反応をするようになっていっていく男性を見るのは好きです。

コレでしかイケなかったのに、今日はもうこんなに雑魚なちんぽに成り下がっちゃったねってじわじわと変化を楽しむのが好き。


だけれど最近は逆に私のほうが、貴方の反応を見せられて少しずつ性癖を植え付けられていっているような気がしています。今回「女になりたかったんです」と言われて興奮するようになったのもそうでした。なんでそんなあられもない言葉がすんなり出てきちゃうんでしょうねマゾって。

貴方が誰にも見せないようなとろんとした顔を見せられると、「絶対に今日この子を犯/す」って思うし、マゾの選ぶ言葉や表情で煽られて、イライラしてしまうのですが、世の男性もこういう感情なんでしょうか?


一般的な価値観だと、ペギングは女性側から与えられる屈辱的な罰に近いものという認識ですが、それが塗り替えられて、私と貴方の間では普通の男女と同等レベルの「抱く」行為として浸透していること自体がすごく嬉しいです。

すみません書きながらちょっとムラムラしてきました。

これからも貴方がいっぱい煽ってきた分だけ、犯して、いじめてぐちゃぐちゃにして抱き潰したい。